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パルプ・フィクションのsaboのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.4
観賞日2018/06/18

1994年クエンティン・タランティーノ監督のアメリカ映画。
ギャングのヴィンセントをメインに、複数の人間の物語を描いたオムニバス形式。
物語はパンプキンとハニー・バニーの喫茶店強盗のプロローグから始まり『ビンセント・ベガとマーセルス・ウォレスの妻』、『金時計』、『ボニーの一件』、そしてエピローグへと進む。

基本的にはお気軽な、有って無いようなストーリーで文字通りパルプフィクション(=くだらない話)だが、エピローグできっちりと始まりのくだりへ戻り、各章の話の内幕もうまく紐付けされていて、何だか妙に見終わったあと納得と満足感のある一本。
キャスティングもジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン、ブルース・ウィリスにハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス等々。贅沢な無駄遣い感が素敵です(笑)
音楽も体が動き出すようなラインナップで◎。
有りそうな、無さそうな、有ったら行きたくなるような奇抜で斬新な舞台のお店も、いかにもクエンティン・タランティーノらしいです。映画キルビルの時の和風ナイトクラブ(?)もこんな感じだったなぁ…と。

枝葉の話ですが、アタッシュケースの中の黄金に輝くブツが何だったのか?
ヴィンセントがトイレに入る時いつも読んでいるあの素人出版くさいペーパーバックは?
個人的にすんごい気になります(笑)

ストーリー:3.9
ビジュアル:4.8
音 楽:4.3
キ ャ ス ト :4.5
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