「フランスの車は世界中のどのハイ・ブランド車よりも優れてるんだぜ‼︎」シリーズ第4弾。
今回は遂にフランスを飛び出し舞台はモナコ。マルセイユ警察のおバカを他国に知らしめます。
困ったことにダニエルが全然活躍しない。ダニエルの愛車・プジョーも活躍の場が少ないです。
一応言っておきますと今回の敵はイギリスのレンジローバーです。
しかしながらプジョーの方が優れてるんだぜっ‼︎っていうシーンは見受けられません…残念…
今作は完全にジベール署長の独壇場。「スカーフェイス」のアル・パチーノよろしく敵のアジトでマシンガンをぶっ放し、白い粉まみれになり、対クマ用麻酔でハイになり、最後は翼くんよろしくオーバーヘッドシュートを決めます。
相変わらず全編に渡り笑える作品にはなってますが、「Taxi」シリーズの主役はいつのまにジベール署長になってしまったのか…
次作の「ダイヤモンド・ミッション」もジベール署長だけ続投してますしね…
キャラの強いやつがいっぱい出てきて主人公2人が完全に負けてます。リリー・パパの将軍も完全にネタキャラと化してます。
リリー役のマリオン・コティヤールが今作から出演してないのも少なからず影響がある気はします。ハリウッド進出してしまったのでフランスのちっちぇー仕事は受けられなくなったようです。
ということで、完全にカーアクションの陰がなくなりドタバタコメディと化してしまった今作。
ダニエルのプジョーの活躍ではなく、タクシーの乗客のゲロゲロが観たいという方には進んでおススメ致しましょう。