自分が生きていない時代。
戦争があった時代。
自分にとっては戦争は歴史の感覚だ。
何せここは平和だから。
だからこそ生き証人による語りや、リアルな戦争映画は観ておかなければならないと思う。そして二度と繰り返してはならないと胸に刻み込まなければならない。
今作は世界で最も大きな戦争の一番の悪者とされている人。
彼が死ぬまでの話だ。
正直な話、正しかった、とか間違っているとかは歴史の知識があまりにも乏しいので言えないが、一つ思っているのは戦争というのは時代が生み出す物だと信じたい。性善説を信じたい。
そして、ここに描かれるどうしようもない、止めようのないうねりが戦争そのもので、それが理不尽な事実を生む事になるのだと思う。劇中の人達の思惑とは関係なく運命は進む、ということこそが戦争のやりきれなさなのだろう。
是非視聴して、その後はいつもより他人を思いやるきっかけになってくれればと思う。