Same

ゲート2/デモンボーイズのSameのレビュー・感想・評価

ゲート2/デモンボーイズ(1989年製作の映画)
2.8
『ザ・ゲート』から2年後に作られた正統な続編です。
それにしてもデモンボーイズってなんやねん!笑

監督も前作と同じティボー・タカクス。スティーブン・ドーフが売れっ子になっちゃったんで、スケールダウンする続編のお約束、前作でいい味出してた親友のメガネ少年、ルイス・トリップ君が主役に昇格しました笑
これは『トレマーズ』と同じ手法ですね。シリーズファンはがっかりはするけど、正統な続編という事で納得できる部分もあるという。
それにしても2年でめちゃ成長しましたね!華は全くないけど笑、まあまあ精悍な感じになりましたよ。

今回はルイス・トリップ君演じるテリーが1人で前作の舞台となった廃墟で悪魔を呼び出す儀式を行い、たまたま居合わせた不良少年少女たちが見ている前で、またしてもゲートが開いてしまうというお話。
この廃墟ってスティーヴン・ドーフ君のかつての家か!笑
なんでこんなことに。。

意外なことにスケールダウンしたとは言え、特撮のクオリティは保ってます。今回もSFXスタッフには一流のメンバーが参加していて、SFXマン達の意地と愛を感じるから嫌いになれないですね、この映画。

前作で大量にいたミニオンは今回は1匹だけど、個性的な活躍を見せるし、主人公が成長したことに合わせて、前作よりストーリーや特撮もオカルト色が強くなりました。前作で薄っすら語られてたテリー君の暗い家庭環境も明らかになります。

前作と同じくストップモーションによる大型の悪魔(前作で爆破されたあいつとは別物)も登場します。
惜しいのは、結構可愛い子がヒロインとして登場するのに、全然そういう展開にならないという笑
確かにテリー君とあの子じゃサマにならないけどさ笑

ストーリーは相変わらずモタモタして、続編なのになかなかクリーチャーが登場しないのはヤキモキしますねー。
見所は少年たちが悪魔に変異するシーン(あ、これがデモンボーイズか笑)と、前作では光る穴だったゲートですが、今回はゲートの入り口というか悪魔世界が見られるのも嬉しいです。

現在日本ではVHSしかないので、DVDでのリリースがあればもっと鮮明に見られるのになあ。だけどこのレベルの映画をあえてDVD化するか微妙なラインですね笑

ところでフィルマークスで誰もレビューつけてない作品に最初にレビューしたの初めてかも。
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