このレビューはネタバレを含みます
最近、韓国映画に対する熱が高まってきた中、今作を鑑賞しました。🇰🇷
劇中にも使われているサンタ・エスメラルダの『悲しき願い』のメロディーが流れる予告編がすごくかっこいいので、ずっと気になってました。
『マグニフィセント・セブン』の予告編といい、イ・ビョンホン出演の西部劇は予告編がかっこいいですね。🏜
韓国映画を今まで観てきて、おそらく西部劇は初鑑賞だと思います。
「マカロニ・ウエスタン」に対抗して、「キムチ・ウエスタン」って言うんですね。😃
三池崇史監督作品の『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』って映画もありましたし、「ウエスタン」の前に「その国の食べ物の名前」をつける西部劇映画のルールがあるようですね…。🇮🇹🇰🇷🇯🇵
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(主要キャスト3人について)
それぞれ別の映画で見ていて、全然違うキャラクターで面白かったです。😄
まず、この映画では「いい奴」のチョン・ウソン。彼が主演の『アシュラ』を以前観ました。
あれはあれで面白かったですけど、あの作品では「悪の権力者に一矢むくいようとする悪い奴」の役で今作とは正反対の役です。
次に、この映画では「悪い奴」のイ・ビョンホン。今やハリウッドで大活躍中ですけど、『マグニフィセント・セブン』では彼は無口だけどいい役で、個人的にはあの映画で一番好きなキャラクターの1人でした。
今作でも彼は相変わらずかっこいいですし、腹筋もバキバキです。
そしてこの映画では「変な奴」のソン・ガンホ。
最近、『タクシー運転手』や『殺人の追憶』を観たんですけど、やっぱり彼はコメディのセンスがありますね。今作を見て再確認しました。
シリアスなんですけど、なぜか笑ってしまうシーンも多いです。
アクションシーンに関しては、上手いのか下手なのか分かりませんが、ちょこまか動き回るこのキャラクターは彼に合ってると思います。
特にチョン・ウソンと寝る前に会話をする件は面白いです。😴
顔は似ていませんが、自分はマイケル・ペーニャのキャラクターを思い出しました。
あと、白竜さんが出てたのがちょっとビックリしました。😅
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(キム・ジウン監督の演出について)
この監督の過去作については以前、ハリウッド進出第1作であり、シュワルツェネッガー復帰作『ラスト・スタンド』を観ましたが、自分は今作のほうがはるかに面白かったです。
おそらく演出が凄くうまいんだと思います。😲
自分は演出のプロじゃないただの素人ですからなんとも言えませんが、少なくとも「普通に撮影した」って感じのカットではないです。カメラワークにこだわりを感じます。🎥
序盤から列車の中を前の方へ進んでいくソン・ガンホの後頭部からシーンを映したり、カメラが映らないところで何かしらアクションをしていたり、何か演出に新鮮味を感じたせいか、興味が持続しました。
先ほども言った「悲しき願い」がBGMにかかる逃走と追跡のシーンはスピード感もあってかなりかっこいいです。👍
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(ストーリーについて)
舞台は『マッドマックス2』みたいな世界観で、(まぁ、あそこまでじゃありませんが、)荒れてるわけです。
ストーリーは、「いろんな奴らが宝のありかを示した地図を奪い合う」、映画ではよくある話です。🗺
でも、
・宝を見つけるためにその地図を探すモヤモヤ感
・宝が本当にあるのか?って疑問
・そもそもその地図は本物なのか?って疑問
とかいろんなことを考えました。
でもヒッチコックの理論では「何かを奪う映画でその物自体には何の価値もなくて構わない」って聞いたことがありますし、今作もまさにそれだと思います。
よくある話の映画ですが、終盤に「お前だったのか‼️」って驚く展開もあります。😲
自分は少しビックリしたんですけど、これを知った上でもう一回観ると、感じ方が変わってくるでしょう。
娯楽作品なのに、観終わった後は「スカッとした」と言うよりは、なんかふわふわモヤモヤしたような余韻になりました。
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このFilmarksの平均スコアが3.5で、悪くはないけどそこまで高くない評価だったので、あまりハードルを上げずに「普通のアクション映画」ぐらいの期待をして観ました。
そのせいか自分は予想してたよりはるかに面白かったです。♨️
自分は韓流ドラマには全く興味ありませんが、韓国映画は侮れませんね。🇰🇷