バーチャル空間に送り込まれた元警官が仮想と現実の二つの世界で凶悪犯を追うSFサスペンスアクションドラマ。　
デンゼル・ワシントンが主演、ケリー・リンチがヒロインを演じ、ラッセル・クロウ、スティーブン・スピネラ、ウィリアム・フォーサイス、ルイーズ・フレッチャーらが共演。　　

元ロス市警の刑事パーカー（デンゼル・ワシントン）は、妻と娘を殺した政治テロリストを殺した罪で服役していた。警官化学技術養成センター・リタックの科学者が、警官の訓練用シミュレーションソフトとして凶悪犯のデータをインプットした仮想世界のキャラクター・シド6.7を開発するが、シドは仮想空間を抜け出して現実世界でナノテクノロジーによってアンドロイド（ラッセル・クロウ）となり逃亡してしまう。シド6.7は凶悪犯罪者187人のデータをインプットした人工知能体で、その中にはパーカーの妻と娘を殺した犯人も含まれていた。パーカーは釈放を条件にシドをつかまえようと奮闘する....　　

本作が公開された1995年はWindows 95が発売された年で、それ以前のWindowsにはアイコンが無く、アプリケーション起動時にコマンドを入力していたのが懐かしい。Windows95によりパソコンとインターネットが普及することになるが、当時は仮想空間という概念がどこまであったのであろうか？
本作はそんな時代に公開された作品で感慨深い。
殺人犯の元警官パーカーは、仮想空間から現実世界に飛び出した凶悪犯罪者たちの人格の集合体を捕えるために、現実と仮想世界を行き来する。二つの世界が交差し、見ている方もどちらの世界なのか分からずに楽しめた。
作品冒頭ではデンゼル・ワシントンがドレッドヘアの髪型で奇異に感じられる。デンゼル・ワシントンは渋い方がよく似合う。
一方でラッセル・クロウがイカレタ凶悪犯を怪演している。
デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウのバトルが繰り広げられ、ナノテクノロジーによって誕生したアンドロイドが銃で何発撃たれてもガラス成分を吸収して再生するCGのシーンが興味深い。
果たして極悪なアンドロイドの息の根を止めることができるのか？　

2025.4　テレ東で鑑賞（午後ロード・吹替：桜井裕子 訳）

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〓映画ＴＫ３６５／１１０９〓
◁ ２０２４▷

▫バーチュオンシティ
▫CS／ザ・シネマ
▫️Y!レビュー ★★★☆☆２.８
▫️Ｔ Ｋ評価： ★★★☆☆３.２
▫️映画ＴＫ通算：４３０９本
▫️Filmarks通算：３３０６本

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歴史上の凶悪犯のデータをインプットされた人工生命体とそれを追う元刑事の闘いを描くSFサスペンス

近未来感漂う内容だったが、いかんせん三十年前の作品のため最先端なんだか遅れてるんだかわからないヘンテコな世界観だった