タバコの煙、ジャズの音色、1930年代の背景を映しつつ、華やかに始まる某女芸人のモノマネで有名なCセタジョーンズのオープニングナンバー。
そこから止まることなく進むミュージカルナンバーがどれを見ても豪華絢爛。アカデミー賞を総ナメにしただけある素晴らしい作り!
薄暗い刑務所やシカゴの街、そこから反するような妖艶な衣装やセットを使った歌唱シーンのメリハリがとってもしっかりしてて面白い。
もちろん演者の演技も見所満載!
Cセタジョーンズのアクロバティックな踊り、Rゼルウィガーのセクシーな歌はとっても心地良い。鏡を使ったシーンはミュージカル映画の中でも屈指の名場面!
個人的にはJCライリーの哀愁あるシーンにとても見入ってしまった。
禁酒時代の刑務所で巻き起こる悪い女達の知恵合戦、あの手この手で成り上がる女のストーリー劇にミュージカル映画の真髄をみる!
舞台の良さにリスペクトをしつつ、映画だからこそできる演出をしっかりだした作品です。