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レベッカのYasuyukiMuroのレビュー・感想・評価

レベッカ(1940年製作の映画)
4.0
ヒッチコック米進出第一作。そして彼の唯一のオスカー作品賞、1940年の作品。83年前なので流石に映像に古さは感じますが、カメラワークなどおっ!と目を見張るシーンもチラホラ。ヒッチコック節はこの頃すでに出来上がってます。

森の中にあるゴシック風なお屋敷と使用人ダンバースさんの不気味さが上手くシンクロし不穏さが増幅される。何より一度も姿を見せないレベッカの存在感、イニシャルの破壊力がすごい。

物語は、ジョーン・フォンテインのシンデレラストーリーから、中盤以降レベッカの影に心理的に追い詰められていくく感じ、そしてラストはちゃんと観客を裏切ってくる。アップダウンが上手いので中弛みせずに引き込まれます。

ジョーン・フォンテインは、風と共に去りぬのメラニー役オリビア・デ・ハビランドの妹、しかも姉妹揃ってアカデミー賞主演女優賞を受賞しているスーパー姉妹、更には2人とも東京生まれとの事で親近感湧きました、相当仲悪かったらしいけど(^_^;)
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