
南北戦争が終結し、インディアンの部族とも平和条約が結ばれ、軍隊は治安部隊と様変わりした頃、デンヴァーの町では注文したウイスキーが運び屋の怪我で届かないと聞いて町の鋼夫たちは大騒ぎをしていた。このままでは春まで一滴の酒も飲めない!そこで酒に酔えば預言をするオラクル(D・プレザンス)にたらふく飲ませ、実業家ウォリンガム(B・キース)を先頭に、40台もの幌馬車隊がウイスキーの樽を積んでやってくるというお告げを得た。酒の買い付けを任されたウォリンガムはインディアンの襲撃に備えてラッセル砦のゲアハート大佐(B・ランカスター)率いる騎兵隊に護衛を依頼。女性で禁酒運動家のコーラ(L・レミック)の耳にもこの情報が入り、酒の輸送阻止を図る。一方、副酋長“前かがみ”(M・ランドー)率いるスー族も樽を狙って動き出した。かくしてウイスキー600樽をめぐる大騒動の幕は開いたのだった!