名作初鑑賞。というか多分スティーブ・マックィーンの出演作品自体初めてだったかも知れません。
いや、思ってた雰囲気と全然違いました。要するに脱獄劇でしょう?私の世代は脱獄といえば「プリズン・ブレイク」ですから。まさかこんな陽気な音楽で始まり、終始そんな調子だとは思いませんでした。
なんせこの音楽がかかると普段なら高橋克実さんに胡麻麦茶を勧められます。まさか「大脱走」のテーマだったとは…
とにかく、本編もめちゃくちゃ長くて3時間なんて私、観れるかしら?なんて思ってたんですが、スティーブ・マックィーンも私の思ってた感じのキャラクターでなく、なんだか3枚目でちょこちょこ笑かしてくる。
登場人物がとにかく多くて名前が全く把握できず大変です。なんと、私、スティーブ・マックィーンの役名すら聞き逃してしまい、最後まで分からず観ていました。
ところが、ぶっちゃけ名前なんてどうでも良いのです。調達屋や情報屋など、捕虜の彼らにはそれぞれ役割があり、それと顔さえ分かっていればストーリーは多いに楽しめます。
それに、名前は覚えられませんでしたが、登場人物それぞれのキャラクターは非常にユニークですし、個性が強いので区別はできます。
事実を捻じ曲げてしまうことはできませんが、もっと愉快な結末がみんなに待っていて欲しかったなぁ…なんて思うんです。
ということで、この作品は絶対にもう一度観ます。
逃亡シーンはスティーブ・マックィーンだけ異常にかっこよくて何やら陰謀を感じます。