ペコリンゴ

ロボコップ2のペコリンゴのレビュー・感想・評価

ロボコップ2(1990年製作の映画)
3.7
記録。
秩序失き新型機。

『ロボコップ』の続編。監督は生みの親ボール・バーホーベンからSWシリーズ屈指の大傑作『帝国の逆襲』を撮ったアーヴィン・カーシュナー。

いやぁ皆さん厳しめですねぇ。そうなる気持ちはとてもよく分かるような気がしますが、僕は割と前作に近いくらい楽しめたのでちょっと甘めで。

今回のデトロイトシティは「ヌーク」なるドラッグが蔓延し、警察はストライキ中で仕事してへん(笑) 要するに前作以上に世紀末の様相を呈しているわけだ。こんなとこじゃろくな子供に育たへん。現に強盗とかしとるしな。

このクソみたいな治安の中、ロボコップことマーフィも散々な目に会うんですよ。プログラム弄られてアホの子みたいにされたりとかね。挙げ句の果てに悪ガキに落書きとかされちゃう。圧倒的に否定的な意見多そうだけど、この辺は結構好きな所。

今回の敵って作品タイトルとのダブル・ミーニングなんですよね。とりあえず『コップ』ちゃうやんて思ったけど、前作のED-209より格段に進化したコマ撮りは迫力あってグッド。なにより旧型と新型が戦うって展開がそもそも熱いじゃないですか。

チラホラ散見される、殆ど要らんだろってシーン削ってもう少しタイトだったら良かったのにな。