このレビューはネタバレを含みます
仕事はおろかプライベートでの飲み会の誘いや隣人の頼みも、全てを断り生きてきた主人公が、とあるセミナーに参加し人生を変えていく物語。
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離婚した主人公、友人からも「付き合いの悪いヤツ」の烙印を押されている
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主人公、全てに「イエス」と言えば人生が変わるという胡散臭いセミナーに参加
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主人公それを実践、人生変わる。ヒロインと出会う
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全てに「イエス」で身に付けてきたスキル全開で周りの人の人生をも変えていく
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しかし「イエス」の行動が裏目に出てヒロインとも不仲に
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主人公、ヒロインとの復縁を諦めない。なんやかんやでハッピーエンド
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という、ある程度の物語の流れは途中で予想できてしまいます。
悪い意味での「王道」のストーリー展開。
しかし、ジム・キャリーの怪演とも言える迫真の演技と、バラエティ豊かな登場人物たちがそれを帳消し、いやむしろプラスにしてくれています。
ヒロインとの復縁までの流れは少しムリヤリ感も感じますが、まあ目をつぶりましょう。
上映時間も約100分とサクッと見れるので、ぜひ一度見てほしい。
私たちは、本当にやりたいことだけに「イエス」と言えているだろうか。
やりたくないことに「ノー」と言えているだろうか。
鑑賞後、そんな問いかけをされているような一作でした。