great兄やん

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還のgreat兄やんのレビュー・感想・評価

5.0
【一言で言うと】
「羨望への“別れ”」

[あらすじ]
フロドとサムそしてゴラムは滅びの山を目指して旅を続けていた。しかし、山が近づくにつれ指輪の魔力が強まりフロドはたびたび自分を見失いそうになる。そんな中、中つ国を絶滅させようとサウロンはさらなる攻撃を仕掛け、アラゴルンらは最終決戦とも思しき死闘を繰り広げるのだった...。

いやもう最高でしたよ😌...終始胸熱&鳥肌の連続だし、壮大な旅の“終幕”に相応しい興奮と感動が猛烈に押し寄せてきましたね...

とにかく1部、2部と作品を追うごとに面白さがパワーアップする事自体メチャクチャ凄いのに、今作では更にスペクタクル要素もより壮大なものへと進化するってホントどういうことだよ(^◇^;)…って言いたい笑。

シリーズ最長の203分という超弩級の長尺でありながらも、それを全く感じさせない、むしろ“至福”だと思わしめる面白さがが体感できますし、当時のアカデミー賞で作品賞含む11部門受賞したのにも納得できるレベルの面白さが今作にはありましたね🤔...

それになんと言っても戦闘シーンの迫力!これがもうガチでハンパなかった!!
明らかに前2作を更に超えるような大迫力にひたすら圧倒されるばかりですし、特にオーク率いる大勢の敵軍がゴンドールに攻め込んで来るシーンはまさに圧巻そのもの。
しかもガンダルフら人間側は常に絶体絶命だから余計緊迫感が増すという(^^;)…ただそんなダメな状況にアラゴルンらが幽霊を引き連れて助太刀するシーンはまさに胸熱そのものでしたね!!!😆😆😆

それからストーリーもアラゴルンら人間側とオーク側との死闘を繰り広げるパートとフロドとサムが指輪を破壊するパートに分かれており、その2つのパートがテンポ良く進むので全く退屈がこないですし、果たして結末はどう迎えるのか…というハラハラ感も終始味わえる。

ただ今回に関してはフロドがあんまり役に立ってないような…むしろ足を引っ張ってるような😅…というあまり活躍のない残念感はありましたが、それくらい指輪の力が強大なものとなってる中でフロドがゴラムのような“邪悪さ”に取り憑かれなかっただけでもまだ頑張った方なのかもね...

とにかく最終章にして最高傑作と呼び声の高い迫力、それに感動に打ち震える、まさにシリーズ最大の“総決算”を感じさせるような一本でした!!!

これまでこの3部作を全てIMAXで観てきたのだが、ハッキリ言えることは今まで今作を観てなかった事がマジで幸運に思えるくらい凄まじい映画体験だった。
それくらい迫力の“恩恵”を受けたこのIMAXスクリーンで観る『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズは凄い経験でしたし、この20年間全くの未見だった自分を褒めてあげたいくらいです笑笑。

7年もの間このシリーズの制作に心血注いで作り上げたピーター・ジャクソン監督にも敬意を表したいですし、“伝説”の3部作をスクリーンで体験できた自分は幸せ者です😌...