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大列車強盗のHKのレビュー・感想・評価

大列車強盗(1972年製作の映画)
3.4
同名タイトルの『大列車強盗』3本立ての2本目。
こちらはジョン・ウェイン、アン・マーグレット主演の西部劇。
原題は“The Train Robbers”
昔TVでよくやっていて何度か見た記憶がありますが久しぶりの鑑賞。
監督・脚本はシリアスからコメディまでほぼ西部劇専門のバート・ケネディ。

私はこの監督のジェームズ・ガーナー主演のコメディ・ウェスタン『夕陽に立つ保安官』が大好きでして、監督作は他に『国境のかなたに明日はない』『女ガンマン 皆殺しのメロディ』など。

夫が生前に列車強盗を働き、ある場所に5万ドルの金塊を隠しているという未亡人(マーグレット)が息子のためにもそれを政府に返してキレイな身になりたいといいます。
殊勝な心掛けの美人の未亡人のため、ウェインら野郎どもが手助けを買って出ますが、その金塊を狙う別の一団や挙動不審の謎の男も現れ・・・

ウェインの仲間には常連のベン・ジョンソンや『鳥』のロッド・テイラーなど。
謎の男に『スター・トレック』の“カーン”ことリカルド・モンタルバン。
マーグレットは5年前の『ジーサンズ』でも70代なのにキレイな顔で現役でしたが、本作では当時32歳のダイナマイトバディ絶頂期。ほぼ露出はないのにそれがわかるのがサスガ。

王道のストーリーと見せかけてなかなか捻った脚本なんですが、今回あらためて観るとウェイン、ジョンソン、テイラーらの掛け合いは楽しいんですがもう一つ何か物足りない感じ。
面白くなくはないんですが、なんかもったいない!惜しい!
このタイトル、実は二重の意味を持っているのがシャレています。
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