Dick

気狂いピエロのDickのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
2.0
★2011.04.23リバイバル公開を鑑賞
 
●自己中の男が、自己中の女とよりを戻し、おろかな行為により最後は二人共死んでしまう。『勝手にしやがれ』と並ぶヌーヴェル・ヴァーグの代表的作品だが、今観ると平凡な駄作としか言いようがない。
●ベルモンド(30歳)ドとカリーナ(23歳)の魅力は今観ても満開。
●何度も登場するベルモンドのドライブシーンは殆どがスタジオ内のブルーバック合成によるものが一目瞭然。
▲ハリウッド監督のサミュエル・フラー(Samuel Fuller、1911-1997/当時52歳)(本人役)とジャン=ピエール・レオ(Jean-Pierre Léaud, 1944-/当時19歳 ) (映画館の若い観客)がクレジットなしでカメオ出演。
▲フラーはゴダールの「映画とは何か?」との質問に対し「映画とは、戦場のようなものだ。愛、憎しみ、アクション、暴力、そして死。要するに、エモーションだ。」と答えている。
▲登場するハリウッド映画:『大砂塵(54)/Johnny Guitar 』
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