金曜ロードショーを録画して。
夏と言ったらやはりサマーウォーズは自分の中では鉄板です笑。公開されてもう何年も経つというのに色褪せず、何より注目を浴び続けるこの映画。初めて観た時は鳥肌立ちまくりだったし、重ねてみると涙がこぼれ、、。最高の映画ですよ、ほんとに。
ノンストップで進むストーリーというか。
爽快なスピード感、それに上手く絡み合う細かい描写や個性的なキャラたち。細田守監督の常連である入道雲、桃の描写は綺麗すぎるだろ！っていうほど綺麗。名言も多いし、本当に名作。
陣内家の人々は、沢山人がいるのにも関わらず誰もキャラ被りせず、だからといって浮いているキャラがいる訳でもない。あくまでごく自然な、自分たちの親戚もこうだよな、と想像させられるような描かれ方をされている。
そしてなんと言っても。
この映画の最大の見どころ、というかグッとくるところは栄おばあちゃんの言葉でしょう。
「ここで頑張らなきゃいつ頑張るんだい！」、「諦めなさんな、諦めないことが肝心だよ。」、「これはあんたにしかできないことなんだ。」、
「あんたならできる。」、「できる！」。
何度観てもここのシーンで心打たれ、同時に流れてくる栄の活躍で涙する。
栄おばあちゃんの人を元気づける力は本当に凄い。自分も何度挫折しそうになった時に助けられたことか。
昔から何かと酷評を付けられてきたこの作品。歳を重ね、回数を重ねて観ていくうちに、段々とその理由が分かってきたりもする。
田舎、という場所に対してのOZの世界観や美人の先輩に頼まれ彼氏の振りをする、なんて現実離れしている部分は多くある。
だがそうじゃない。そこではない。サマーと、夏とうたっているのに、海やプールではなく田舎。そこで描く学生のひと夏の思い出を描くのが良いのだ。細田作品では1番好きな映画。面白かった。
