素晴らしい！！
観ていて体がじんわり熱くなった。
名門大の優秀な生徒達も解けない難問を掃除バイトの(実は超絶天才の)ウィル(マット・デイモン)が解いてしまう。もう入りからぐいぐい魅かれる。
バーでいやーな感じのハーバード大生をやりこめるシーンは爽快だし、せっかく教授が当てがったセラピストを次々からかって離脱させるシーンも笑える。「この小僧賢すぎて難しいぞ…！」感が出てる。
彼女との恋愛パートもとても親近感の湧くもので、気づくとこっちもニコニコしちゃう。ハンバーガー食べながらキスするシーンがかわいくて微笑ましい。ウィルが「そんなの俺がさっさと解いてあげるからデートしよう！」という宿題を「私が解くの！」と取り組む彼女が素敵。知的でチャーミングな彼女が顔を崩しながら「愛しているのよ」って言うシーンは泣ける。2人がもっとラブラブしている所が見たかった。エンドロールで再会シーンやってくれたら泣いて喜んだのにな(笑)
ショーンは素晴らしかった。なんかセラピストというのは、自分の感情を出さず、唯相手に寄り添うものだという認識があったので、ウィルに何言われても笑顔で飄々としているのかと思ったら普通に怒るし、それでちゃんと向き合うし。人間らしくてあたたかい。彼の優しい瞳が印象に残る。服装なんかもいい味だしてるわ…♡このロビン・ウィリアムズが早くして亡くなってしまったのは本当に残念だ。長生きするだけが幸せではないと思う。彼の人生が濃く幸せであったことを願う。
若き日のマット・デイモンはイケメーン(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))演技力も申し分なし。早口でまくしたてるところも良かった。作業着姿も似合うよーー！！ハーバード大に通っててこの脚本も書いてるって？共作の親友役のベン・アフレックは「アルゴ」の監督？天才か！！これはしばらくマット・デイモンの追っかけになるかもしれません…(笑)
仲間の雰囲気も好きだったし、才能を使わず一生下町暮らしでもいいというウィルに相棒が言う、「親友だから言う。お前が20年後もここで働いてたら本気で殺してやる。」って台詞はグッとくる。ウィルはセラピーで「親友はいるか？」って聞かれても学者の名前とかツラツラ上げてたのに。
愛され過ぎでしょ。気づけよ！相棒どんだけいいやつなの！！好き！(笑)
作品自体も質がいい。照明、カメラワーク、音楽、あと美術っていうの？お店とか、それぞれの家とかすごく良かったよー！彼女のベッドまわりは赤っぽくてライトはオレンジで、今すぐあぁいう部屋にしたい。しかし身の丈に合ってなくて落ち着かないかもしれないな(笑)
ショーンの部屋も彼のあたたかみが存分に出てて、階段下というのも彼の社会的地位がそんなに高くないことの隠喩かもしれんが、昼も夜も夕方もとても良かった。
本当に久しぶりにいい映画観た！って思う。ショーンがウィルに自信を持って話せたような、そんな心から自分をさらけ出せる人は何人もいない。でもそういう人を見つけたいし、人生を大切にしたくなる映画だ。ヒューマンドラマとか退屈で苦手派だけど、これは良かったのでそういう人にもオススメです(笑)これはDVD買っちゃうかもー！うふふー(^ ^)
