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スター・トレックのshihoのレビュー・感想・評価

スター・トレック(2009年製作の映画)
3.4
やっと観られた!シリーズ初見です。

「宇宙大作戦」というアメリカでの人気ドラマシリーズのリブート作品なんですね。

09年制作の映画にしては映像技術や美術設定に古さを感じたんだけど、元の作品自体がかなり昔のものだからそちらに合わせたんでしょうな…?
これからシリーズ追う毎に新しくなるかな?いや作品は同じだから変わらないか…。

内容的には宇宙開発がめっちゃ進んでいる近未来、地球人類は銀河系内の約1/4の領域まで調査を進めていて、他の(設定上の架空の)星のヒトたちとも「惑星連邦」という同盟組織を組んでるんですね。
でも仲良しじゃない星もあると。

序盤から地球人に混じって肌の色が違う女の人とか顔のパーツのバランスが違う人とか普通に出てきます。
(目のドでか過ぎるナースさんだけは怖かった…笑
性格良さそうだったけど…笑)

自分の命を犠牲にして敵の攻撃から多くの船員を救った英雄の父を持つ主人公カークは、素質は抜群にあるものの小さい頃からイタズラや喧嘩ばかりして警察のお世話になっている様子…。
ある日偉い人のスカウトを受けて「父を超えてみろ!」「おう超えてやんよ!」みたいな感じで組織に入ります。

なんか設定についていくだけでやっとだった感がありますが笑、
おっ?今なにしてるんだ?
飛び降りてるのか!
大気圏に人が単体で突入して燃え尽きないのか…?かかるGに耐えられる防具なの?それ…。
えっ敵は何がしたいんや?
あっ星に穴を空けてるんだ…
ほうほうその火噴いてるドリルって一体全長何キロ…?
てかこの宇宙船ってどんくらいの大きさ…?

みたいなね。スケールが大き過ぎて笑

映像的には「うん、そうか!」って感じでそんなに面白くなかったけど、キャラクター達に魅力を感じました☆

主人公はパッと見軽薄そうなんだけど仲間思いで憎めないし、主人公補正も含めてスペックが規格外だからどんなピンチもなんとかしてくれるだろう!という信頼感がすでにある。
大人になって登場シーンから両つっぺしてるのが笑
ヤンチャか!かわいい笑
俳優のクリス・パインさん何気に初だったわ。

とんがり耳の硬派エリートのスポックもなんかクセになるぞ!
非モテみたいな雰囲気出しておいてヒロイン(と思ってた人)とチュッチュしだした時は顔引きつったけどな(´ー`;)
応援したくなるスポック!
がんがれスポック!
ある意味髪型が最先端いってる。

あとロシア系のシステム担当の天才青年とアジア枠のお兄ちゃんが揺るぎない確かな癒しであった。

主人公の相棒的医者のマッコイもいい奴で良かったよね!
この俳優さん(カール・アーバン)は「RED」に出ていたから観たことあるな。

このメンバーなら続き見てもいいかなって思えました☆


ただ、なにぶん舞台のスケールが大きいせいもあってか?一つ一つのシーンに感情を乗せる暇がない。というか作りが浅い。
例えば冒頭の父の殉職シーンとかわりと尺使っているわりにこちら側の精神的な昂りはわりとあっさり。衝突までのカウントダウンとか確実にもっと良いシーンに出来そう。(それでもちょっと泣いた)

残念ながらスターウォーズも宇宙戦艦ヤマトもあとなんだっけ、あとガンダム?(これ宇宙もので合ってる?)も観たことないから私の好きなエヴァと比べるけど、
エヴァのリブート映画作品から観た時は何してるか半分くらいしかわらかなくてももっとワクワクしたんだよな。
一つ一つのシーン(こういう対戦ものはバトルシーンで魅せなきゃ仕方ないやん!)に特に感動がないというのは残念だなと思いました。
やっぱ庵野さんってすごいんだよな…。(隙あらば褒めてしまう)

おっいま星が一つ消えたんだね!
何十億人死んだのか…そうなんだ…マジ?みたいなね。

まぁそんな感じで、なんかボーっと見てる分には楽しめる内容だったかと思います。たまにはこういう娯楽作も良い。

たまに笑えるシーン挟んでくるのが面白かった。
笑って…いいんだよね?笑
寒そうな星でモンスターに追っかけられるシーンで崖を転がり落ちたらモンスターも転がり落ちてきたところが1番笑った(*^^*)

続きも評価高そうなので、ゆっくり追っていこうかと思います♪
shiho

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