過去鑑賞にて

どうやら前作でジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、アンディ・ラウ、レオン・カーフェイの香港4大スター達が出演した作品とはほぼほぼ関連はない今作、ナゼに続編扱いなのかは謎ではありますが、金城武の火焼島でのキリリとした佇まい(だけじゃなくて驚きの仮の姿もあり)が何気に記憶に引っかかる、そんな一品でした。

内容的には割とダークだった様な、そんな記憶がなんとなくあった様な…(うろ覚え過ぎて正確さに欠ける、そんなレビューで申し訳ないです…)

１はジャッキーやサモハンなど香港スターが共演したアクション作品。
衝撃的な結末が話題だったが、この作品に続編があったとは知らなかった。

場所が台湾に移っており、当時はまだ売り出し中の若手だった金城武が主演。
後の作品で見かけるベテランが顔を出しており、「少林サッカー」の監督や「インファナル・アフェア」の主任などが。

刑務所で友情を育んでいく過程は1と同じだし、そこから脱獄しようと試みる過程も一緒。
金城武はカンフーよりも銃撃戦をこなし、アクションは主にニッキー・ウーという棲み分けもきっちり。

2だからといって決して悪い作品ではない。
まあ1自体があまり好評とは言えないのだが。

炎の大捜査線には続編があった！
とはいってもキャストは一新した全く繋がりはない一本です



刑務所での男たちの戦いを描いた本作
前作はバラバラなエピソードが最後に繋がるという形だったが、本作は最後までそこはバラバラなまんま
特にン・マンタとアル中は流石に救いがなさすぎて、なんでわざわざこんなエピソード入れたんだ…？と思ってしまった
あんまり拘束時間が無かったのか極悪所長アンソニーウォンのキャラクターや囚人たちが憎むべき理由も弱いように感じた
しかし本作が不思議なのはかといって映画自体が退屈ではないところ
登場人物たちの掛け合いは面白く、なんだかんだ引き込まれるのは、ドラゴン特攻隊、炎の大捜査線を撮ってきたチューイェンピンだからこそだと思う


アクションは意外と？これが面白い！
ジャッキーやサモハンが出ていた前作に比べると大味なアクションではあるんだけど、ダイナミックな技が炸裂する本作のアクションも中々！同じ台湾のアレクサンダールーの作るアクションっぽいなぁなんて思ったり
特にニッキーウーは体を張ってアクションに挑戦していた
爆発を合成していたりと色々と挑戦しているのも垣間見えて良かった


香港映画でもよく見る面々が出てはいるんだけど、エンドクレジットではニッキーウーのMVが流れたりと台湾映画らしさも感じさせてくれた一本
個人的には意外と好きな一本かもしれない