彦次郎

ランボー 最後の戦場の彦次郎のレビュー・感想・評価

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)
3.8
前作から20年。突然復活したシリーズ4作目。
タイで運搬やヘビ狩りで暮らすランボーの元にキリスト教系NGOからミャンマーへの案内の依頼がきたことから始まる血みどろ戦争アクション。
案の定というか温いNGOの面々は独裁者ティント率いるミャンマー軍に捕まりランボーと傭兵団が救出に向かうという話です。
始めはボートの見張り番だったはずのランボーがミャンマー軍の極悪非道な少数民族カレン族への仕打ちを見てから反撃し怒りに燃える姿にグッときます。これぞヒーロー!
さて一行の救出作戦もスムーズにいくはずもなく殺戮の嵐。そんななかランボーの鬼神ぶりに「老兵は死なず」という言葉は全く無いことが分かります。
基本的に救出相手が目的は崇高とはいえクソみたいな奴らですがそれに対して仲間の狙撃手スクールボーイの良い仕事っぷりが光っていました。
悪役のミャンマー軍及びボスのティントが残虐冷酷卑劣で殺されるのに一切の同情を視聴者に与えないあたりは娯楽作として優れていると思います。
トラウトマン大佐演じたリチャード・クレンナは2003年に既に死去したため夢の中での出演と相成りましたが却ってランボーの脳内に占めるトラウトマン大佐の割合に驚いた次第です(悪夢だったけど)。
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