三郎丸

マイ・ボディガードの三郎丸のレビュー・感想・評価

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)
3.9
【肛門大爆発】

デンゼル・ワシントンの活躍が見たくて本作品を鑑賞!

お話は
元CIA工作員のクリーシー(デンゼル・ワシントン)は、無職で酒に溺れる生活。ある日友人の勧めで気乗りのしないまま、メキシコに住むピタ(ダコタ・ファニング)という9歳の少女のボディガードをする事に。 初めはボディーガードを淡々とこなすため、ピタを寄せ付けないクリーシーだったが、時間が経つにつれ 友情のようなものが芽生える。
そんなある日、クリーシーの目の前でピタが誘拐されてしまう…ピタを守ろうとクリーシーも戦うが、銃弾に倒れ ピタは誘拐されてしまう。
回復したクリーシーは、誘拐されて戻らないピタの弔い合戦よろしく誘拐犯を突き止め、報復してゆく胸アツストーリー!

まず本作品は、
【メキシコ】
という国を舞台にしたところが素晴らしい!
善悪以前にカネが正義の国。そんな国での当たり前に起きている誘拐が話の軸です。
家族や恋人からすれば何ものにも替えがたい存在を奪い、金銭を要求する。
誘拐をしなければならない。その先にあるのは、大金を手にして今ある貧しい暮らしから逃れること。
メキシコの現状をまざまざと見せつけながらの中盤以降のドンパチは色々考えさせられながらの鑑賞となりました。

デンゼル・ワシントン
・一見不器用そうに見えますが、善玉も悪玉も器用にこなす!
そんな厳つい男が9歳の女の子連れ回す。
誘拐犯からすれば、相当ヤバい案件な気がしますが…
・高倉健氏よろしく不器用な男のはずですが、ペラペラ喋ります!
・致命傷(胸の中心部)に弾丸当たってもダラダラ普通にアクションこなさせるなら、正直無傷のまま退場しても良かったかな…急にウソ臭くなっちゃう…

本作品の見どころポイント!!
誘拐犯人グループを1人1人追い詰め、その際のいちいちエグイ拷問シーン!
・ さすが元殺し屋。
・中盤以降急に乱暴になります。
・死にゆく敵の最後の言葉も聞いてあげません。木っ端微塵にしちゃいます。
容赦しない加減は最高クラスではないでしょうか?

これはマイナスよ…ポイント
・女の子との交流が浅瀬ですよ。
・女の子がだいぶ大人で気を使った結果、何とか仲良くなれた感じ…絆をなるべく強めさせないと、中盤以降主人公の命をかけた闘いに説得力がいまいち薄くなっちゃう…それを考えると、正直クリストファー・ウォーケンはいらなかったかな…

メキシコ組織の強大さは最後までありました。
敵からすれば
【日常や家族を守る正義】
があるだろうし、主人公が1人身体張って闘ったからといって、誘拐や麻薬戦争が無くならない国ならではの闇は何とも歯がゆくやるせない気持ちにはなりました…
この手のジャンルが好きな人にはオススメ!
三郎丸

三郎丸