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ヘルレイザー:レベレーションのRのレビュー・感想・評価

1.7
えええええ!!! すんげーおもんない! あまりのおもんなさにずっと眠くて75分という短い時間が永遠に感じた! 去年の夏にとりあえずシリーズ8作目まで見てて、何だかんだでどれもそこそこ見応えがあったんやけど、ここに来てすんげー劣化! 多分その訳は、とんでもなくスケールがちっちゃく、そして話が地味になってるってとこじゃないでしょうか。まず、家出中のふたりの若者スティーヴンとニコが車で国境を超えてメキシコに行き、女とやりまくるぜーと意気込んでる様子を、自分らの手持ちカメラで撮ってるグラグラの顔面ドアップから始まります。で、何度かカットが入って、例のキューブをニコがいじって地獄の門が開き、ゼノバイトがニコの皮を剥いでるのが録画されてる。その謎の映像をスティーブンの母が再生して見てる部屋に娘が入って来る。娘はスティーブンの妹でありニコの恋人でもある。スティーブンとニコは行方不明で、唯一の手がかりがそのビデオなのだ。その晩、スティーブンの両親の家にニコの両親がやって来てディナーしてたら、突如スティーブンが帰って来た! と思ったら、何とそれはスティーブンの皮を着た別人だった! という話で、そんなこんなのシーンのところどころに、メキシコで彼らが何を経験したかが描かれる。美女を見つけてトイレでセックスしてるねんけど、シリーズの前作までと違って、エロスや快楽がぜんぜん感じられず無味乾燥、ゼノバイトが最高の快楽を得るためには最高の苦痛を、とかほざいてるその苦痛も、映像はそこそこリアルなのにぜんぜん伝わらず、説得力なし。しかもピンヘッドさん役者変わってえらいお目目クリクリでキュートになってる笑 ぜんぜん怖くねー。まぁいいや。ほんで、そのディナーナイトがしょーもない不倫暴露あり、銃撃ありな修羅場ナイトになるんやけど、その直後に、いきなりテーブルの縁にキャンドルで囲ったなかでキューブを開ける儀式が始まって、どんだけ不自然な流れよ! と卒倒しそうになったわ! 自分で書いてて何書いてるのかよく分からん。もう何もかもがどうでもよい。話としては1と2を踏襲してるのに、性の快楽と肉体的苦痛がちゃんと描けてない時点でアウト。感情移入できぬどーでもいいキャラのドラマがダラダラ長い! ひとつだけ良かったのはニコの若くてイケメンのパパをスティーブンの妹が誘惑するとこくらいかな。さて、お次は2018年公開の最新作、10作目だが、もはや公開もソフト化もされてません! ついに日本では打ち切りですか! てなると、逆に見たくなる人間の不思議。
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