三匹のというタイトルが流行ったのかな。
三人のでよろしいかと思います。

大楠道代さんが初々しいです。

最後は妹が姉の旅立ちを止めたのかな？
なんにせよ、お互い話をすればいいと思うと、余計なことを言いたくなる姉妹だ。

　いろんなイカサマを知れた「女賭博荒し」も好きだったけど、
　本作は純粋にストーリーの鮮度で前3作より上だった！！

　やっぱり「続・夕陽のガンマン」みたいにヒーロー、悪役、狂言回しの三本柱が揃ってる映画は観やすくていい。

　イカサマと色気を利用して成り上がろうとする三条魔子さん演じる悪役、
　賭博一族の跡取りとして一人前の賭博師になりたいけど体を使うまでには割り切れない大楠道代さん演じる長女、
　賭博師としてダメな夫のために一家復興に尽くす江波杏子さん演じる主人公、という構図をラストの丁半勝負だけで明快に描いてるの、単純にエンタメとしてクオリティが高すぎた。

　惚れた男に体を任せたい（本作では長谷川明男演じる鉄ちゃん）けど、涙を呑んで賭博の道に戻るっていう前作でもあった構図、本作でさらにわかりやすく確立されてたのもよかった。

スカパーにて。女賭博シリーズの1本だが、タイトル通り3人の美女揃い踏みでそれだけで贅沢。

主演の江波杏子が伝説の女胴師。ヤクザの2代目の婚約者だったが相手が失踪してしまったため、バーのママを兼任しながら落ち目の組を養っている。
先代の組長が病気がちで、子分が悪どい手でその座を狙っている、というのはお約束な設定だね。

安田道代が、親分の実の娘で堅気の役。江波杏子演じる女賭場師とは義兄弟になる。元々ギャンブルも強く、義理姉に反発心を持ってしまう。
凛とした江波杏子に比べ、安田道代はちょっとヤンチャな可愛らしさが魅力。

三条魔子が敵役。組乗っ取りを狙う子分の情婦で博徒。イカサマでも実力者。小悪魔的な魅力でカワイイ。着物の片肌脱いだ晒し姿がタマラン。

組と店の乗っ取りにを謀られ義妹が窮地に陥るが、プロの女博徒同士のガチンコ勝負で江波杏子演じる女賭博師の圧勝！
ギャンブルというシンプルな勝負事の描写で、格の違いを見せつける演技力は流石です。

あと、脇役でちょいちょい良い役を演じる沢村貞子が実に良い。困った時に助けてくれる飲み屋の女将の役だが、彼女こそ4匹目の女賭博師と言っていいキャラクターだと思うわ。

• #女賭博師
• #任侠
• #博徒