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ハスラー・ホワイトのRのレビュー・感想・評価

ハスラー・ホワイト(1996年製作の映画)
4.0
思春期の衝撃をもう一度! はじめて見たときはなんちゅー映画や!とひっくり返った笑 半分くらいハードなゲイポルノでしかないから、いま考えたら何でこんなもの見る機会があったのか謎でしかない。激しい! という印象しかなかったけど、久々に見たら、どっちかってと、キモかわいい系の作品やなと。ハスラーとは、ゲイのための男娼のことで、ヤンチャ系エロ顔の超ホットなボディのスーパーモデル、トニーウォードが、冒頭いきなり汗まみれの全裸でカメラに向かってヌキヌキしてる姿と、バックからアメリカンロックなオッさんに激しく突かれているカットが切り返し。ハスラーとして仕事でファックしたあと、そのオッさんの財布を盗んで、急いで逃げる車が、スキンヘッドの男の足をひいて、足が千切れてしまって、さらにスピードアップ。何とか逃げ切ったあと、back to business、タンクトップのすそをたっぷりした胸筋が見えるまでまくり上げて、サンタモニカを客探しながら練り歩く彼に、当地のゲイカルチャーを調査に来た、お高くとまったオカマのオッさんが一目惚れ。彼を探したり、逃げられたり、追っかけたり、を繰り返す間に、ハードSM(ホンマにカッターナイフで皮膚切って流血!)や、足の千切れたあとの骨の部分を差し込むアナルファックや、ハードコアなポルノ撮影風景など、すべて本番でやってるいろんな映像が出てきて、とても目に刺激的。エロビ撮影中に萎えたナニを勃たせる仕事があることを知る。黒人たちの宗教ちっくなグループに回される派遣の仕事にやって来た、めちゃめちゃ綺麗なブルーの瞳のイケメンくんが、6本のモンスターコックをひとりで対応したあと、宗長みたいなグループのボスが、白人カスの割にやるではないか、褒美にオレの棍棒を…ってシーンはさすがにアホすぎて笑ってもーた。生々しい映像の数々ではあるんやけど、みんな楽しそうに演じてるのがよかったね。ほんで、オカマ調査員は、ウォード君を見つけて、恋を成就することができるのか?って話で、キモかわいいエンディングを迎えます。映像はほんまに8ミリで撮ったみたいな感じが、逆にリアルで悪くなかったし、音楽はどれもオシャレでカッコよかった。あと、ファッションもイイ! 節操のない、尻丸出しのボンデージやホットパンツ、ジョックストラップなど、見ごたえ抜群。そんなカッコで歩き回れる自由な街に暮らすのって、ちょー楽しそう!!!って思える観光映画としての一面もあったと思います。全体的に内容がアホすぎ、ストーリーほぼゼロやけど、映像の面白さでかなり楽しめる。ひとつ文句を言うなら、いつも思うけど、ボカシが邪魔。セックスがテーマの映画にボカシ入れてどーすんねん。
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