彦次郎

機動戦士ガンダムの彦次郎のレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)
3.8
宇宙世紀79年地球連邦とジオン公国の一年戦争を描いたシリーズ一作目。
恐らくロボットアニメで最大の知名度の高い作品。打ち切られたテレビ版の再放送から人気に火が付いての映画化と思われます。とにかくシンプルなデザインのガンダムやザクがカッコよいです。
ロボットではなくモビルスーツという名称で兵器的側面を強調し多士済々な登場人物達が生きて死んでいく様は叙事詩では無い戦争が表現されております。アムロと再会した母親のエピソードを始め作り手から第二次世界大戦の香りを感じます。
民間人だったアムロが成り行きでガンダムに乗りながらも敵を撃破していく辺りは血潮が滾りエンターテイメントとしても楽しめます。
絵柄が劇画的で少年のナイーブな心理を描くところも当時は斬新だったのではないでしょうか。
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