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三角窓

三角窓の感想・評価

5.0
蘭の花を重要なファクターにした吸血鬼物の亜種といった感じ。
色々と物語のパースペクティブが狂ってて破綻してるところも多いし、この時代の怪奇物(と言ってもそんなに多くは見てないけど)はホラーというよりニューロティックなサイコミステリーといった面持ちが強いと思う。
でも、まあ、そんなことより、実行犯のベラ・ルゴシよりも屋敷の住人というか召使い共と妻の狂いっぷりがそりゃまあ素敵で、小人に傴僂に狂女と揃い踏みで中々に凄まじかったし微笑ましかったです。
肉を食いながら廊下を歩くシーンの意味の分からなさ、召使いに「いつか殺す」って言い放つ主人、撃たれた小人を見捨てたり、やりたい放題です。
ラストもギャグ寄りの締めで、思わず「えっ?」と声が漏れてしまいました。笑
でも、全体的な美しさが緩衝材になっていて何か荘厳な印象を持つのも不思議な感覚で好きです。
こういう映画は出来云々ではなく憎めないので、ついつい観ちゃいます。
この年代には国内外を問わず新聞記者(特に女性の)は花形の仕事だったのだなと思う。