「我等の生涯の最良の年」
原題「The Best Years of Our Lives」
1948/6/16公開 アメリカ作品 2017-242
アカデミー賞作品賞再鑑賞シリーズ
1947年第19回 アカデミー賞作品賞
当時のアカデミー賞最多記録となる9部門を受賞しました。またトーキーになってからの映画の興行成績としてもり風と共に去りぬ」以来の第2位を記録しています。
そのテーマ性、ストーリー展開含めて感動的で勇気付けられる素晴らしい作品だと思います。
淀川長治さん曰く、「本当は最悪の年なんですね。この3家庭を通して、アメリカを見事に見せたんです。うまいんですねぇ。ことに、ハロルド・ラッセルがいいんです。ラッセルは、これでアカデミー賞の助演男優賞と特別賞を獲ったんですけど、素人なんですね。本当に両手が無いんです。本当に傷痍軍人なんです」と。。
本当に素晴らしい作品です。
第二次世界大戦後に市民生活に復帰した復員兵が直面する様々な社会問題を描いた数少ない作品の一つである。アル・スティーブンソンは家族の温かみを再確認し、フレッド・デリーは就職活動をするが上手くいかず、ホーマー・パリッシュは自身の障害に引け目を感じて家族や恋人からも心を閉ざしてしまう。
1946年度のアカデミー受賞映画で、製作者サミュエル・ゴードウィン。ウィリアム・ワイラーの監督、出演者はマーナ・ローイ、フレドリック・マーチ、テレサ・ライト、ダナ・アンドリュース、ヴァジニア、メイヨ、キャシー・オドンネル、ホギー・カーマイケル、、ハロルド・ラッセルで、グラディス・ジョージ、ローマン・ボーネン、スティーヴ・コクラン、ミナ・ゴンベルらが助演する。なお作品賞のほか、ゴールドウィンが製作賞、ワイラーが監督賞、シャーウッドが脚本賞、マーチが主演男優賞、ラッセルが助演男優賞及び特別功労賞を、それぞれ受けている。