諸星だりあ

我等の生涯の最良の年の諸星だりあのレビュー・感想・評価

我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)
4.2
1946年、終戦直後のアメリカ映画。

戦地より戻った三人の男たちの、
それぞれの人生を3時間という長尺で
描いている。
戦勝国といえど兵士たちやその家族は
傷を負っており、その後の暮らしに
影を落としている事を痛烈に見せる
作品である。
ホーマーの腕の欠損は本物であり、
この時代の映画が持つ迫力の一端だと
言っていい。

「金もいい家もないが、二人で
頑張ってみないか」

これは戦禍を生き延びた人々の
心の声ではなかろうか、名作である。
諸星だりあ

諸星だりあ