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バッドボーイズのabeeのレビュー・感想・評価

バッドボーイズ(1995年製作の映画)
4.1
【we got so much “swag”‼︎‼︎👆🏾】

「バッド・ボーイズ」2作品セットをおトクに手に入れたので懐かしくなって再鑑賞。

マイアミ警察の問題児、マーカスとマイクの活躍を描いた作品。
なんとマイケル・ベイ監督の映画デビュー作だったのですね。

もう始まり方から最高なんですよ。
タイトルが出るまでの5分程度で2人の基本設定と関係性を完璧に描ききってるんですねーー。
何よりカッコいい。
もう傑作確定ですよ。

前半のコメディ路線に寄ったストーリーとは反対に最後の派手な特効、カーアクション、札束舞う中の銃撃戦はさすが。sooo swag‼︎
マイケル・ベイはもとよりジェリー・ブラッカイマーらしいですね。

私知らなかったのですが、マイケル・ベイは元々MVを作ってたんですね。エアロ・スミスの「falling in love」も彼が撮ったそうです。私この曲凄く好きなんですよねーー❤️
デビュー作ということもあってかMV時代の名残も見えました。
特にウィル・スミスが逃げる犯人を追いかけるシーンは完全にMVの作り方でした。とにかくウィル・スミスをいかにセクシーにかっこよく撮るかにこだわっています。
無駄にシャツをはだけさせて走るウィル・スミスをスローで見せるという「ベイ・ウォッチ」かっ‼︎とツッコミたくなるような無駄な演出はMV時代の名残だったのですね。

しかし、ここで敢えて言及したいのはいわゆる「ブラック・ムービー」と呼ばれている映画の変化。

というのも、この「バッド・ボーイズ」、今観ると結構違和感があるのですね。
主人公のマイクとマーカス、そしてその家族以外の登場人物がみんな白人なんです。
なので、主人公2人が場面によってはかなり浮いて見えるんです。
特にマイアミ警察の署内のシーンでは彼ら以外に何故黒人がいないのか、もの凄く違和感があります。
95年頃はまだまだそういう時代で実際黒人警官が珍しかったということなのか、ハリウッドが白人優位主義だったのか。
どっちにしろ現在のハリウッド映画がいかに人種という垣根を超えてワールドワイドに製作されているのか、ハリウッドからは人種差別という言葉が消えつつあるとすら感じました。

とはいえ、「スターウォーズ」の新シリーズに登場したアジア系女優が物議を醸すなど作り手側が垣根を超えた作品作りをしていてもそういう意識はまだまだ無くなりませんが、「進歩」を感じましたね。

ということで、マーティン・ローレンスとウィル・スミスのコンビとしてのバランスが非常に良い。
オシャレで史上最高にswagな作品です。
またまた変に難しいことを考えてしまいましたが、全くそんな難しい作品ではありません。
ピザ食べながら観るのにこれ以上の作品はない程のエンタメ作品。
アメリカンな気分で楽しみましょう‼︎
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