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ドゥームズデイのkuuのレビュー・感想・評価

ドゥームズデイ(2008年製作の映画)
3.6
『ドゥームズデイ』
原題Doomsday.
製作年2008年。上映時間110分。

全人類を一掃するウイルスがまん延した未来世界を舞台に、世界を救うために奔走するヒロインの姿を描くアメリカンパニック・アクション。

監督は『ディセント』のニール・マーシャル。
切ない過去を持ちながら、任務遂行のために死力を尽くす主人公シンクレアを『アンダーワールド:ビギンズ』のローナ・ミトラが演じる。
共演は『ハロウィン』のマルコム・マクダウェル。

死のウイルスが数百万人の命を奪った2008年から25年後に、再び同じウイルスがまん延。
その直後、政府は25年前にウイルスを封じ込めるべく隔離した街に、いまだ生存者がいる事実を知る。
治療薬の存在を確信した政府は、リーダーのエデン・シンクレア(ローナ・ミトラ)率いる一流のスペシャリスト・チームを、隔離した街に送り込むが。。。

今作品冒頭(8分頃)、スクリーンに映し出されるメッセージは
『London, 2035, Now』となってた。これは『ニューヨーク1997(Escape From New York)』(1981年)で使われてたのと同じフレーズ、同じフォントだそうです。

また、作中に出てくる首相の名前ジョン・ハッチャーってキャラだけど、推測の域をでないが、英国の元首相のジョン・メージャーとマーガレット・サッチャーの2人にちなんでるのやろか。。。

Doomsday(主な意味は最後の審判日、世の終わりっす)オモロイ。
パンデミック系やけど、当初の目的や設定が忘れてしまうほど、
『28日後』小匙二杯
『マッドマックス』小匙二杯
『ロビンフッド』小匙一杯(北斗の拳お好みで少々)をふりかけ作ってみましたって感じ。
どないな感じやっ!!
ある意味カルト的な人気を集めそうな気もするし、密かな人気作なんかな。
主演のローナ・ミトラはモデルからキャリアスタート、映画じゃ『アンダーワールド ビギンズ』で主役を演じたとった美しい女子。
1997~1998年ビデオゲーム『トゥームレイダー』の主人公ララ・クロフトのイメージ・モデルを勤めてたん頷ける容姿でした。
パンキッシュなモヒカンに、肩パット野郎がウハヒャーっつって呻く世界を映像化したとこは二番、三番煎じながら愉快痛快。
ジンジン感じるB級カルトやと思いきや、製作費は30億円クラスだそうです。
ハイテク軍隊の最新装甲車をモヒカン野郎達がひっくりかえしたりしたりすんのにかなりの銭つこてるなぁ。
ある時、イギリスで、強力ウィルス感染症が発生、政府は防止のためスコットランドを丸ごと高い壁で囲んで完全閉鎖。
27年後ウィルスが塀の外でも発生。
政府は最終手段として、塀の内側から抗体を入手する作戦を。
最強の女兵士エデン・シンクレア(ローナ・ミトラ)と精鋭たちを送り込んだ。
なんてよんだだけで、どうなるんやと思う(コロナ禍が下火になったのにオミクロンがジワジワ来てるだけに)。
闇なべ的な毒々しさと、ドキドキさが堪能できました。
30億円も銭得たからか、監督の好きなグロ描写とかが妙に力が入っとりました。
ジャガーとベントレーの英国チックなカーアクションも、車好きには面白い趣向かな。
格闘シーンが魅力的で楽しめましたし、カーチェイスシーンもバリバリ迫力があり、グロいところも本作品の醍醐味といえるんかな。
最後の終わり方には笑えた。
一緒に勝ち鬨をあげそうになった作品でした。
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