「人造人間キカイダー」における最強のライバル、それがハカイダー!
クールなアウトローであるハカイダーのキャラクターだけを借りたスピンオフムービーですが、とにかくハカイダーの格好良さを追求したシンプルなダークヒーローものに仕上がっております。

監督は重鎮・雨宮慶太。
監督独特の雰囲気を抑えて、あくまでもハカイダーというキャラクターのイメージに沿った世界観を構築しているような気がします。

廃墟に幽閉されていたハカイダーをトレジャーハンターたちが何も知らずに解き放ってしまいます。
自由を得たハカイダーは鋼鉄の愛馬ギルティ(ヤマハV-MAX!格好いい!)を駆ってジーザスタウンへ。
そこは一見、平和を享受している街のように見えて、その実、人々の自由を踏みにじる圧制国家の様相を呈していました。
ハカイダーは、自由を勝ち取るために戦っていたレジスタンスのカオル(宝生舞。懐かしい!)と知り合うも彼女は殺されてしまいます。
怒りに燃えるハカイダーは、欺瞞に満ちたジーザスタウンをすべて破壊するために圧制者グルジェフ(往年のアイドルロッカー・本田恭章)の元へと赴くのですが、そこにはハカイダーを凌駕する能力をもつミカエルが待ち構えていたのでした・・・!

偽りの正義を振りかざす者には容赦のないハカイダーのブレの無さが格好良いんですよねえ。
ちなみにバトル後半のミカエルが、どこからどう見てもキカイダーっぽくなったりするお遊びもあったり。

脚本担当は井上敏樹ですが、彼のお父さんは「人造人間キカイダー」の脚本を書いていたので親子二代で作品にかかわったことになりますね。
もっとも、オリジナルとなるキカイダーに登場するハカイダーエピソードの脚本は長坂秀佳が書いていたわけですが。

追加撮影分を足したディレクターズカット版は未見なので、機会があったら是非、観てみたいと思っています。


レンタルビデオにて

• #悪のヒーロー

時間短いながらハードボイルドでカッコ良い作品だと思います！
ハカイダーがヒーローとしての作品ですが相手が天使で白 ハカイダーは黒 の皮肉が好きです！

さらに続編などみたくなりました！
説明不足や展開に色々ありますが逆にあの時間なら良い出来だと思います！

雨宮監督作品は近年のGAROのCG多様よりJやこの作品などで見れるまさに職人の特撮！映像が好きです！
世界観好きです！

ハカイダーカッコ良い！

久々の劇場版鑑賞。

グルシェフ独裁下のジーザスタウンに突如現れたハカイダーが文字通り破壊の限りを尽くすけど画にスケール感が全く無くて残念な気がした……

ハカイダーのビジュアルやバイクアクションは､目を張る物が有るけどジーザスタウンの錆びれ具合が中途半端だ飢餓に苦しんでる風の市民が圧倒的に不足してる

カオル達反政府ゲリラが意外に自己チューばかりなのは新しいかったし世紀末な世界観は､なかなかの拘りを感じる❗

ミカエルがグルシェフの思想が正義だと疑わない所やそれに対してハカイダーが悪と言い放つのはカッコ良い‼️

ハカイダーVS.ミカエルは特撮ならではのアクションシーンだが重戦車になった時のチープ感が予算不足なのが否めなかった🎵

しかしハカイダーが喋れて通常時のリョウの時が無口ってのは逆だと思うけどな～