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江戸の悪太郎
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『江戸の悪太郎』に投稿された感想・評価

木
-
フィルムの保存状態が悪く、音も映像もぶつ切れ。流石に睡魔に襲われてしまった。評価できず。
めー
-
戦前版!
なんか、傘のくだりえっちすぎん?🥺
途中の不幸が不穏だけど、市井の人のための映画だ…こういう情緒ある勧善懲悪がクセになるくらい好き!
オレの幸福がここにある…
◎やっぱり知性を感じるアラカンの寺子屋先生

1939年 日活 85分 モノクロ スタンダード
*ホワイトノイズ、コマ落ち等多々問題あり

せっかくのマキノ正博による時代劇作品だというのに、フィルムの保存状態が芳しくなく、どうもチョコチョコと欠落もある感じで、真価が充分に味わえないのがもったいない。

「悪太郎」というのは人名ではなく「いたずらっ子」の意だそうだから、本作の三吉少年(に化けた手代木浪乃)のことを指しているのだろう。

三吉=浪乃を演ずる轟夕起子(1917-67)は、本作公開時21歳。

*1 「轟夕起子」で検索
ja.m.wikipedia.org/wiki/

戦後の少しふくよかに なオバさまになられてからの彼女しか知らなかったので、本作で少年三吉に変装しても看破られないほどの、あどけない可愛さに驚いた。

ちょっと若いときの高峰秀子にも似ている。

本作後半で、欠落のためか、ウトウトしたせいか、脈絡が追えなかったが、芝居小屋で、三吉の姿で、彼女が歌う歌声は、さすがにタカラジェンヌ、宝塚スター出身なだけあって、魅力的な美声だった。

その様子を、「ムムっ、ひょっとしたら、こいつは女子であったか」と内心で思いつつ、ジッと睨んでいるアラカン三四郎先生の表情が何とも神妙で面白かった。

冒頭の大雪の信州、イヤな相手との結婚式を抜け出す花嫁浪乃の逃避行の図と言い、悪徳武士たちがニセ宗教で金儲けしている図と言い、上記の三吉少年の歌唱シーンと言い、戦前とは思えない大胆な設定、撮影、場面が目白押しの文字通り大作なのだから、ぜひデジタル修復によって観やすい形に整えて欲しい。

本作のアラカンは、別段、剣豪ヒーローという訳ではなく、長屋の一角で昼は寺子屋を営み、夜は傘張りの手内職に勤しむ浪人島崎三四郎。

アラカンのエピソードを読むと、映画スターらしい奔放さと、独特の京都弁が強く印象づけられるが、どうも映画劇中では役作りに徹しているのか、そうした面はおろか、話し言葉でさえ鴈治郎や田中春男のようには京都弁・関西弁を感じさせない。

本作での三四郎の教育哲学は、現在視点からすると、あまりにも保守的な部分があることは否めないにせよ、その話すところは実に理路が通っていて説得力がある。

どうも映画のアラカンからは、ある種の「知性派」であることを感じるのだが、世評ではどうなのだろうか。

《参考》
*2 「江戸の悪太郎」で検索
ja.m.wikipedia.org/wiki/

*3 江戸の悪太郎(えどのあくたろう)
「彌次喜多道中記」に次ぐマキノ正博監督作品。
www.nikkatsu.com/movie/13717.html

*3 チャンバラワールド
日活京都のチャンバラ映画
www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/senzench/nikkatu1.htm

《上映館公式ページ》
京都文化博物館
熱狂!チャンバラ・スターの時代 甦る伝説の六剣聖
2024.7.2(火) 〜 7.31(水)
www.bunpaku.or.jp/exhi_film_post/20240702-0731/

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