山中貞雄監督は当時、駆け出しで無名だった原節子を大いに気に入り、会社(太秦発声映画。後に東宝映画の一角に)を必死に説得してヒロインに起用したとのこと。その想いがよく伝わる原節子カットの数々。これに…
>>続きを読む【命を燃やす】
🏯現存する山中貞雄作品中ではあまり人気のない作品なのだが、中盤で家屋の外で雪の舞うシーンがあまりにも美しい。原節子のデビュー作でもある。
本作でもキャラクターがわんさか出てきて浪…
まず純粋に、すごい終わりかたするなあと思いました。いま、ここ!みたいなはじまり、終わりのはじまり、で終わる。『スリー・ビルボード』かよ!という時をかけるツッコミ。1930年代にこれはやばすぎます。山…
>>続きを読む山中貞雄作品を初鑑賞。
以前に小津安二郎監督特番を
TVで観た時に名前のあがっていた
監督さんで、ずっと気になっていました。
この作品はブラックユーモア散りばめた
ヤクザもの時代劇って感じ。
盗…
がまの油売+競り+甘酒+火鉢+紙風船+牡丹雪+政所+炬燵+猫+花札+楊枝◎
監督:山中貞雄
脚本:三村伸太郎
原作:『天衣紛上野初花』河竹黙阿弥作
製作:大澤善夫
厄介者の弟のせいで窮地に陥…
山中貞雄監督作品2本目。前作同様、市井のユーモアをベースにしてるが、後半に暗さを増してきた感じ。この人はそっち方面ではないかなあ。しかし何よりフィルムの保存状態がひどくて、音声の聞き取りづらさが半端…
>>続きを読む2024年 7本目
1936年に公開、天才監督として知られる山中貞雄によって製作された時代劇映画作品である。 わずか5年で26本の作品を残したのだが、山中作品でほぼ完全な形でフィルムが現存されてい…