きょう

チョコレートのきょうのレビュー・感想・評価

チョコレート(2001年製作の映画)
3.6
親子3代で刑務所看守…それも凄いですね。
しかし、この親子は父ハンクとそのハンクの父バックは超がつくほど酷い人種差別主義者💦ハンクの息子ソニーだけはそんな思考を引き継ぐことなく皆に平等で心の優しい人間でした。
ハンクは差別主義者だけでなく、息子に対してもすごく厳しく、辛く接していました。
そんな父からのプレッシャーのせいでソニーは自ら命を絶ってしまいます。そんな冷酷な父でもソニーは愛していたのだから、きっと懸命に父の良い部分を見ようとしていたのだと思います。
こんなことがあって、さすがにハンクも自身のあり方を見直さなければなりませんよね。息子はかけがえのない存在と気づき…今まで続けてきた看守の仕事も辞めます。
そんな中、ハンクは息子を交通事故で亡くした黒人女性レティシアと知り合います。レティシアはハンクが処刑した黒人囚人の妻。でも、まだお互いに深い部分は知らずに、2人は次第に恋愛関係になります。お互いに息子を亡くしたレティシアとハンク、そんな気持ちが2人を引き寄せたのだと思います。冷酷なハンクも自身を見直し、心の優しい人間になっていきます。ただ、父のバックはレティシアに失礼な態度をとり、レティシアはハンクも父と同じ人種差別主義者とみなしてしまいます。父の取った態度に対して行ったハンクの行動はそうなるのも仕方ないなというところです。2人は一緒に暮らそうとするのですが、ラストはレティシアがハンクの正体を知ってしまい…それでも2人は一緒に進んでいくのだろうか?という気持ちにさせられました。


レティシアを演じたハルベリー、とても美しく、ハンクとの絡みのシーンは美しく迫力ありすぎ✨R18作品だけありますね。ハンクもハンクの父バックも冷酷過ぎて観ていてイライラさせられました。こんな思考をそっくりそのまま引き継いだ親子、恐ろしいなと思いました。
冷酷な父ハンクの息子ソニーを演じたのは「ダークナイト」でジョーカーを演じたヒースレジャー✨心優しさが表情にあらわれていました。また「ダークナイト」が観たくなりました😆
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