彦次郎

ダウンタウン物語の彦次郎のレビュー・感想・評価

ダウンタウン物語(1976年製作の映画)
2.9
ニューヨークを舞台にした、ちびっ子ギャングミュージカル。日本でいうところの『コドモ警察』みたいな感じですがこちらは大人はいない世界線。
2つのギャング団の抗争ということで血みどろなヤクザ映画みたいなものを想像してしまいますが出演者が全員子供ということでパイ投げで代用しております(でも人死はあるのがなんとも…)。
好きな方には申し訳ありませんが自分には退屈な内容でした。ただラストでパイ投げをしているうちにキチンと子供として笑顔で手を取り合っていく場面はけっこう好きです。
監督は『ミッドナイト・エキスプレス』、『バーディ』、『エンゼル・ハート』のアランパーカー氏でデビュー作ですが初手から異色作というところにこの人の作家性があるのかもしれません。
『タクシードライバー』で脚光を浴びたジョディ・フォスターがメインヒロインではないです(ジャケットだと主役にしか見えない)が印象的な歌姫を演じています。14歳でこの色気!と言いたいところですがところどころで何となく楽しそうに演じているのが却って新鮮でした。
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