茜

スパイダーズの茜のレビュー・感想・評価

スパイダーズ(2000年製作の映画)
3.4
「で蚊い」のキャッチコピーでお馴染み「モスキート」と同監督のモンスターパニック。
フォロワーさんにお薦め頂いたのでちゃんと観ましたよ。

宇宙人のDNAを注入された蜘蛛が凶暴化してデカくなる、量よりも大きさで勝負!なモンスターパニック。
「モスキート」も蚊が宇宙人の血を吸って巨大化って話だったと思うんだけど、この監督さん宇宙と虫を絡めるの好きだな(笑)
何で宇宙人の血やDNAで虫がデカくなるんだよ!っていう疑問は安定の置いてけぼりなので、その辺の理屈を考えてはいけない。
でもジャケットに「全長25m、時速100km」とか書いてある辺り巨大蜘蛛の設定は意外と細かいのか…?

思ってた以上に蜘蛛の造形が気持ち悪くて良く出来てました。
カサカサ動く足の感じとか、ちょっぴりヌメッとしてそうな質感が想像以上に生々しくて「うえっ…」となった。
卵を産み付けられた人間の口から、怪しげな色のゲロと共に蜘蛛の足がニョキニョキ出て来るシーンが汚い&気持ち悪くて◎
8本の足が人間の背中を突き破って産まれ出て来るところなんかも豪快に肉片が飛び散ってて大変よろしかったです。

蜘蛛が本格的に巨大化してからは、車は爆発するしロケランは持ち出して来るしで意外と派手な展開に。
細かい話の作り込みよりも、とにかく映像のインパクトに気合いを全振りしてる印象ですけど、それはそれで単純に楽しめるから良い。
グロいところはちゃんとグロいし、蜘蛛の造形も頑張ってるし、盛り上げるところはしっかり盛り上げる正統モンスターパニックでした。
茜