DVDが投げ売りされてたので買ってはみたものの、安いにはそれなりの理由があるのだと納得させられるような内容。
フルチ爺だからちょっと期待し過ぎました。
マンハッタンと言いつつエジプトから話が始まるの笑った。
考古学者の父と共にエジプトへ行った少女が現地で謎の白目ババアからペンダントを受け取る。
その後、帰宅した彼女の周辺で怪死が連発するというオカルトホラー。
「フルチ版エクソシスト」とも呼ばれているようで、確かにあらすじの類似点はありますね。
んがしかし肝心の中身は名作ホラーとは程遠い残念な感じに…。
フルチ独特の切れ味は鳴りを潜め、勢いに欠ける描写とあまりにも緩すぎるテンポの悪さで全体的にグダグダ。
「冒頭のエジプトシーンは監督の意思に反して無理やり追加された」「製作途中で大幅に予算を削られた」など特殊な事情があった映画らしいのだけど、それを除いても多分そんなに面白くならなかった気がする(笑)
印象深かったのは終盤で鳥の剝製が襲い掛かってくるところと、子役の少女が一生懸命演じている発狂シーンぐらいか…。
フルチファンなら機会があれば観てみてはと思うけど、強くお勧めは出来ない。
