母親と姉達に「ベイビー」として育てられている青年をソーシャルワーカーが救おうとする話。
ニッチな需要を満たしてくれる流石のU-NEXTで配信されていたやつなんですが、想像以上に闇の深い話でまさしくホラーでした。
赤ちゃん青年よりも主人公であるソーシャルワーカーのあまりにも細すぎる落書きみたいな眉毛が気になって仕方なかったけども…
そこは一先ず置いといて、いい歳した青年が赤ちゃんを演じるだけならまだしも、そこに本当の赤ん坊の声をアフレコしてんのが狂気増し増しでやばい。
泣き喚くベイビーにベビーシッターが自分の乳を吸わせるシーンは何とも居心地の悪いイヤらしさを感じる。
何も解決しないうえに終わらない不快感というホラーとして素晴らしいラストを含め、徹底的に気持ち悪さばかりを与え続けてくる映画。
ここまで極端なベイビーではないにしろ、現実にも親によってベイビー化させられている赤ちゃん人間って想像以上に沢山居る。
職業柄うちの職場にもそんな赤ちゃん人間が山ほど来るんだけど傍から見てて絶望と気持ち悪さしかない。
行き過ぎた愛情は支配に変わるし、それはもうエゴでしかないんだよなぁ。
