サム

トイ・ストーリー3のサムのネタバレレビュー・内容・結末

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

何度見ても最高の映画。アンディと大体同年代としてシリーズ見てきたから余計にグッとくる。
やっぱり序盤と終盤、アンディとオモチャの関係の変化の描写が一番感動するところなんだけど、中盤のオモチャそれぞれの能力(?)を活かした冒険活劇も見応え満点。オモチャにとっての保育園児、取扱説明書などなどそんな発想ありか!と本当に楽しい。動きや表情の緻密さはいわずもがな。

今まで「正直なところ序盤と終盤だけで話としてはほぼ完結してるのでは」と思っていたけれど、改めて見ると中盤は製作者たちがこのキャラ(オモチャ)たちで最大限遊んでるんだ、と気づかされた。それこそクライマックスのアンディやボニーのように。なんかそうしてみると本当に良い映画だなって。

ラストは本当に涙でる。完全にハッピーエンドなのになんか勝手に涙こぼれる。人前では表情を一切変えない(いつもはあんなにコロコロ変わるのに!笑)オモチャたちだけど、アンディに宝物と紹介され、遊ばれるシーンのオモチャたち。表情こそ一切変わってないんだけど、どう見てもトイ・ストーリーで一番の表情をしているようにしか見えなくて、ホントね。表情もシナリオもテーマも描写も、いろんな意味で最高のシリーズ完結作、傑作映画だと思う。

だからこそな、4だけは…それだけはやめてほしい……切に。


追記:最後が泣けるのはともかくとして、割とその前の「親が自分の子供の部屋が引っ越し作業で閑散としているのを見て、成長と自立を感じてフイにこみあげる」みたいなシーンが既にヤバかった。ベタながら実は一番やばいのあのシーンかもしれない。アンディが自分で運転して車乗ってるのも象徴的。
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