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次郎長三国志 第一部 次郎長売出すのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-139 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋ほんと観ていて痛快!!義理と人情に心温まり、娯楽作品としての和みもいっぱい。今の殺伐とした時代にこそ観るべき作品かもしれません。“清水の次郎長”何度も映画化されている作品ですが、やっぱりマキノ雅弘監督の本シリーズがオリジンであり、一番面白い!!シリーズ化されて第9作まで早撮りのマキノの真骨頂、2年間で制作されたんですね。なのでどうやら途中で原作を追い越したみたいです(笑)。

🖋そのシリーズの記念すべき第1作が本作、義理と人情の厚いまだ若い次郎長(小堀明男)の下にどんどんと子分たちが集まっていく様子が描かれています。とても有名で愉快な仲間たち、桶屋の鬼吉(田崎潤)、大政(河津清三郎)、法印大五郎 (田中春男)、関東綱五郎 (森健二)などなど。芸達者で個性豊かな俳優陣が扮しているのがとても楽しいです。特に三河弁?を使いまくり「~ずら」「~ちょーよ」など連発する桶屋の鬼吉が好きですね!!

🖋本映画化にあたっては、『次郎長三国志』が『オール讀物』に連載されていた当時、田崎潤が桶屋の鬼吉を演じるために自ら東宝に企画を売り込んだのが契機になっているんだそうです。

🖋とにかく賭博はしない、殺しはしない、仲間は大事にする、そんな粋な親分の下に続々集まってくる様にほんとの人間の素晴らしさや優しさを感じます。今の時代に失われた感覚ではないでしょうか?!

🖋義理と人情、恋あり、意地あり、喧嘩あり、そして笑いと涙ありの娯楽大作、意地と度胸を懐に命を賭けたやくざ渡世をゆく次郎長一家の活躍を描いたシリーズです。さあ、続きをゆっくりと鑑賞していきます!!

😆Story:(参考: 東宝)
記念すべき「次郎長三国志」シリーズ第一作!処は清水港。喧嘩出入りが原因で、次郎長は清水港を旅立つことになる。月日が経ち、立派なやくざとなって清水港に戻った次郎長の元に、桶屋の鬼吉、関東綱五郎、大政、法印大五郎ら、次郎長の男っぷりに惚れた男たちが次々に集結。子分の杯を交わして次郎長一家となってゆく。

🔸Database🔸
・邦題 :『次郎長三国志 第一部 次郎長売出す』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 1952
・日本公開 : 1952/12/04
・上映時間 : 82分
・受賞 : ※※※
・監督 : マキノ雅弘
・脚本 : 松浦健郎
・原作 : 村上元三
・撮影 : 山田一夫
・音楽 : 鈴木静一
・出演 : 小堀明男、広沢虎造、若山セツ子、豊島美智子、広瀬嘉子、河津清三郎、田中春男、森健二、田崎潤

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
オール読物連載の村上元三の原作を「続三等重役」の松浦健郎が脚色し、「武蔵と小次郎」のマキノ雅弘が監督した東宝映画。製作は「喧嘩安兵衞」の本木莊二郎。撮影、音楽をそれぞれ「若い人(1952)」の山田一夫、「すっ飛び駕」の鈴木静一が担当している。配役は「娘十八お転婆時代」の田崎潤、「鞍馬天狗 一騎討ち」の河津清三郎、「激流(1952)」の若山セツ子、「武蔵と小次郎」の澤村國太郎などに加えて東宝第四期のニュー・フェイス豊島美智子、浪曲の広沢虎造が出演している。
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