Jaya

魔界転生のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

魔界転生(1981年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

天草四郎時貞が死んだ著名人を蘇らせて幕府に復讐せんとするファンタジー時代劇。超咬ませ犬の胤舜、何でこいつだけ骨になったんだ?

江戸城燃えるまでが退屈でした。あんまりハマっている人もおらず、天草四郎も沢田研二がコスプレしてるだけ。ガラシャは大袈裟なだけの演技。取ってつけたようなキャラの霧丸。宗矩や十兵衛は流石でしたが、セリフが酷い…。

カメラワークや劇伴も間抜けで、笛をはじめ正気を疑う演出の数々。謎の妙なホモっ気は何なんだ。

最後に城が燃えてからは素晴らしい。燃え盛る炎の中での宗矩と十兵衛の殺陣に見応えがありました。天草四郎もここだけはハマってて高笑いが似合う。続編作るつもりのラストだったのかなぁ。

設定は突飛なのに全てのエピソードの展開が凡庸極まりなく退屈で、情熱も感じられず、色々と大丈夫かと思ってしまう内容でしたが、最後に少しホッとさせられた映画でした。
Jaya

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