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木村家の人びとのkoyamaxのレビュー・感想・評価

木村家の人びと(1988年製作の映画)
3.5
お金に執着する木村家の営み。
小学生の息子だけはその中で唯一疑問を抱いており…。

木村家の父母に鹿賀丈史 桃井かおり
親戚に柄本明
隣人に清水ミチコ
近所のちり紙交換屋に竹中直人
会社の同僚に酒井敏也

どこを向いても濃いメンバーしかいない笑
鹿賀丈史と桃井かおりに至っては普通の夫婦を演じていても、ノーマルではない何かが滲み出ちゃってます笑

お金に執着といっても、 株や投資などのマネーゲームのようなものでなく、基本的に小銭稼ぎです。エロいモーニングコール 早朝弁当販売、新聞配達、ご近所さんの通勤自動車送迎等、閑職のサラリーマンとはいえ、今観るとそのバイタリティを賞賛したくなります笑
某有名編集者の「死ぬこと以外カスリなんとか」啓発本を全部体現してる気がしなくもない。。
木村家の人々のように熱狂できる何かがあれば幸せといっていいんじゃないでしょうか。

ビジュアルとしての美は、あまりありませんが清濁合わせ持つからこそ浮かぶ人間のおもしろさがあります。
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