ホイットモア大統領

ジャッカルの日のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

ジャッカルの日(1973年製作の映画)
4.3
「プロフェッショナル 仕事の流儀」
今夜は、スーツに革の手袋が最も似合う男、ジャッカルさんです!

そんな特殊が組まれそうなドキュメンタリー・タッチのリアルタイム・サスペンスの傑作!

同じ作風の作品に、スウェーデンの『刑事マルティン・ベック』があるが、あちらは捜査がメインなのに対し、こちらはジャッカルの暗殺準備がメインで描かれる。

音楽がほとんど鳴らない映画だが、
「ジャッカルがどうやって首相を暗殺するのか?」
「警察はこの完璧男に対処できるのか?」
という興味と、アカデミー賞監督フレッド・ジンネマンの確かな手腕で、そんなことは全く気にならない。

高慢ながら、スマートに抜かりなく暗殺の準備を進めるジャッカルと、
己の経験と勘を頼りに彼を追い詰めていくルベル警視のギリギリの攻防は、手に汗握ること間違いなし!!