牛猫

トレインスポッティングの牛猫のレビュー・感想・評価

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
2.9
舞台はスコットランド。ヘロイン中毒の若者達が更生と堕落を繰り返す話。

さんざん語られているように、全編に漂うサブカル感満載のスタイリッシュな雰囲気とか、特筆すべき部分は確かにある。けど面白いかと聞かれたら微妙。なにしろ前半の汚さが受け付けなかったし、登場人物たちが問題児ばかりで全く共感できなかった。おまけにタバコを吸うシーンが嫌という程でてくるもんだから、煙が画面越しに漂ってきそうで息が詰まった。

ただ、ドラッグを描いた映画にしては、なんだか不思議な熱というか勢いが感じられた。全体的に曲がカッコよかったのが大きかったのかも。
あまり悲壮感はなかったけど、薬物の怖さもちゃんと描かれてるので一応バランスはとれてるのかな。
影響されやすい人はレクイエムフォードリームとセットで観た方がいいと思った。

最後なんとなく爽やかにハッピーエンドみたいになってるけど、そんな簡単に終われないでしょ。
続編が出てるようだけど、彼らのその後はあまり知りたくないなー。
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