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ウィッカーマンのBigsのネタバレレビュー・内容・結末

ウィッカーマン(1973年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

カルト映画として名高い本作、漸く観ることができました!評判に違わず面白い!

キリスト教徒である主人公VS孤島に住む異教(原始的宗教)徒たち。
異教徒たちの生活は奇異で主人公目線同様違和感を感じる一方、我々日本人とは少し似通っている気も。でもそれって日本人だけでなく大なり小なりどんな民族・宗教でも共通している部分ではないかと思った。
不都合を超常的な現象(災厄や神の怒り)のせいにして、お祈りや生贄などの儀式を行う。信仰する者からすれば当たり前かもしれないけど、側からみると非科学的で狂った行為に見える。そういう意味でラストの展開は、キリスト教も原始的な宗教も信仰という意味ではともに狂った行為で共通していると受け取れる。
途中のバーにある収穫祭の写真は、少女の服が白く、それと交差するように白い布が後ろにあるため、引きで見ると十字架が浮かび上がるようになっている。これは上記のように、野蛮に見える原始宗教もキリスト教も宗教という意味で本質的な構造は共通するということを暗示しているのか?
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