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神童のsingerのレビュー・感想・評価

神童(2006年製作の映画)
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成海璃子の映画でしたね。
松山ケンイチは添え物のよう・・・。
彼の個性的な部分も少しは見られるけど、ちょっと薄味でしたね。

ストーリーもこれといった展開の節目もなく、常に何所へ行き着くのか見えないまま進むので、
移り変わる場面と登場人物たちの動きに、ただ付いていくような感じ。
良い意味でも、悪い意味でも説明不足で、ちょっと観る者を突き放したように進みます。
何だか天才の気まぐれに振り回されているような気分で、いつの間にかエンドロール・・・。

「どう?」と言われても、
「うーん・・・」と考えて答えを捻り出さないといけないような。
どっちかというと、感性で観て、肌で感じるタイプの映画かなと思います。

面白かったかどうか?というと、正直つまらなかったですし、他の人に強く薦められるものでも無かったかなぁと。

初主演の成海璃子は、主役だけに凄く印象に残ります。
演技が良いか悪いかというと、感情の起伏が少ない飄々とした役柄なので、ちょっとこの作品だけでは計れない部分がありますが、
微妙な表情まで細かい演技が出来ていたと思う部分もありましたね。
まだ、少女としての魅力が十分にある女優さんなので、このままのイメージでしばらくはキャリアを重ねて欲しい気もします。
ありのままのナチュラルな魅力があるので、今は塗り重ねないで、その魅力を沢山残して欲しいというか。

カップラーメンを食ってるだけでも絵になるよなぁと。
「制服姿の美少女中学生とカップラーメン」というミスマッチ感が、ユニークな絵になってたと思います。
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🎦こちらは2007年11月27日に、ブログに投稿したレビューです。
先日より、「ゴーストマスター」、「ブラック校則」と立て続けに最近の出演作を見てきた成海璃子ですが、やっぱりデビュー当時の透明感、純粋さを感じさせる、瑞々しい存在感は、群を抜いていたなぁというのを覚えています。
当時の出演作は、幾つか鑑賞していて、注目していた女優さんだったのですが、
今、27歳となっても、まだその存在感に翳りを感じさせない所は、凄いなぁと思わされましたね。
後、最近人気の賀来賢人の映画デビュー作みたいです。
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