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王様のためのホログラムのtetsuのレビュー・感想・評価

王様のためのホログラム(2016年製作の映画)
2.9
借りたDVDの予告編を見て、面白そうと思ったので観賞!!

働いている会社は解任、家や車も差し押さえられ、しまいには妻と離婚をすることになった主人公。
彼は、新たに採用されたIT企業でサウジアラビアに派遣され、3Dホログラムを国王へ売り込むよう頼まれるのだが、現地のオフィスはボロボロのテントで、肝心の国王はいつになっても現れず...。

たしかに、OPは良かったが、それ以降は、至って普通という感じ。笑笑
しかし、イスラム教徒であるか、ビジネス目的でしか入国できない謎の国"サウジアラビア"の内情が、なんとなく分かるという意味では観る価値はあった!

日本で、サラリーマンが疲れを癒すために良く飲む"あれ"が、この国では重罪になるというのも知らなかったし...。

また、タイトルにホログラムとついているが、この作品自体、現実の伴っていないものが多いのが興味深かった!
そこにいるはずのない"娘"が突然現れるシーンは特に印象的だったが、国王の不在や、これから建てるマンションなど、物語の要素の多くが幻想のような描かれ方をされていたと思う。

まぁ、まとめると、人生に絶望している中年親父が新しいスタートを始める物語のため、大学生の僕はあまり共感できなかったが...、妻との関係が上手く行かなかった独身男性や中年サラリーマンなどは共感する点が多いだろうな~、とは思った!

僕の父は割と寡黙だが、単身赴任で中々帰ってこれないので一人で寂しいこともあると思う。
この映画を観て、次、帰ってきた時は、もう少し話をしようかな~、とふと思った。笑笑


参考
サウジアラビアへの入国とビザ取得方法 – 世界遺産と旅情報サイト
http://tabijyoho.net/archives/3493
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