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TSUNAMI-ツナミ-のkazu1961のレビュー・感想・評価

TSUNAMI-ツナミ-(2009年製作の映画)
3.2
▪️Title : 「TSUNAMI ツナミ」
Original Title :「Heaundea」
▪️First Release Year:2009
▪️JP Release Date :2010/09/25
▪️Production Country: 韓国
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-308 再鑑賞
🕰Running Time:107分
▪️My Review
2011年の東日本大震災があって以来、あまり放映や、話題になることもなくなりました。未だに、ディザスタームービーの中でも津波作品はこころが痛みます。
しかしながら韓国映画、確かにディザスタームービーなんですが、それだけじゃない人間ドラマが心にずしんときます。映画の中盤までは何が起こるわけでもなく、海雲台(ヘウンデ)で生活する人たち、特に中心となる男女3カップルとその家族や友人たちの人間模様を丁寧に描いています。
そして、この一見何でもない人間ドラマが後から生きてくるんですね。
本作、日本ではタイトルを『TSUNAMI』としてパニック映画として売り出しましたが、韓国では原題のとおり『海雲台』を舞台にその近郊に住む一家たちそれぞれの家族ドラマをメインに取り上げています。100万人以上が集うヘウンデビーチで突然巨大な津波に襲われる人々の、それぞれの平凡だが豊かな人生のドラマを描いています。当時1150万人の観客を動員し、2009年公開の韓国最大のヒット映画でもあります。
ソル・ギョングとハ・ジウォンが主役を務め、オム・ジョンファやパク・チュンフンらが共演。男女の愛や家族のきずな、そして友情などをユーモア交えて見せる韓国映画ならではの、やはり泣かせにくる展開に分かっていてもやられます。
物語は。。。
2004年、マンシク(ソル・ギョング)は遠洋漁業に出ていて津波に遭遇し、自分のミスで幼なじみのヨニ(ハ・ジウォン)の父親を死なせてしまいます。その後彼は韓国屈指のビーチリゾート、釜山のヘウンデで飲食店を営みつつヨニのことを見守ってきました。ずっと事故のことを悔やんできたマンシクは、なかなか自分の思いをヨニに伝えられず。。。
当時、2004年のスマトラ島沖地震の津波の知識はありながら本作のCGに圧倒されながら鑑賞しましたが、2011年の東日本大震災を経て観ると実際に起きたことの凄さの方が圧倒的で、今観るとリアリティに欠ける描写だと思います。。。

▪️Overview
韓国を代表するリゾート地・海雲台(ヘウンデ)を舞台に、大津波の恐怖を壮大なスケールで描くディザスター・ムービー。「オアシス」「シルミド SILMIDO」のソル・ギョング、テレビドラマ「ファン・ジニ」のハ・ジウォンが主演を務める。2004年、歴史上類を見ない死傷者を出したインドネシアの大津波。インド洋で遠洋漁船に乗っていたマンシクは津波に巻き込まれ、密かに想いを寄せていたヨニの父親を失う。この事故をきっかけにヨニへの気持ちを隠してきたマンシクが、ついにプロポーズを決意する。しかしそのころ、高さ100メートル、時速800キロの超大型津波が迫っていた。(引用:映画.com)
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