劇場公開の頃、39歳でした。ダイエット前だったので太っておりました。まだまだ職場でも「オレのために地球は回ってる」くらいの勢いで仕事してて、協調性に欠け…カッコよく言えば一匹オオカミ。実のところ、ただのクソ野郎だったような気がします💦
なんだか毎日、毎日…心がすさんでいて。そんなある日「デスノート」を観て、喉から手が出るほど欲しくなりました。
自分のところに落ちてこいと願ってやみませんでした。
もし手に入れたなら世の中を粛正してやる。もはや夜神ライトとまるかぶり。
もちろん死神の目もいただきます。寿命が半分になったって、かまへん！かまへん！
職場の大キライな奴、コンビニで並ばない親父やおばちゃん、世の中にはびこる犯罪者、飲食店などで偉そうにふるまうアホな客、いじめを当たり前に思ってる輩、あおり運転する非常識者…etc。
み〜んな満遍なく名前書いてあげるからねって思ってました。
「JOKER」と一緒で、誰もが夜神ライトになれるんですよ。現実に目の前にデスノートが落ちてきたら、使ってしまう自分しか想像できなかった…この頃の自分💦
だけど、40歳を過ぎたあたりからいつのまにか協調性が芽生え(人と比べて驚異的に遅いですが…)職場でも周囲に対して優しくなりました。一匹オオカミのときはいつも内心苦しかったような気がします。だけど、協調することで随分と楽になりました。
世の中に対しても以前と比べ、見方を変えることで憎しみではなく…できるだけ理解しようという気持ちを持てるようになりました。もちろん腹立たしいことは常に起こります。だけど、だからといって怒りを表面化するのではなく…いったん咀嚼して冷静な落としどころを見つけることが大切なんだろうなぁ〜って思います。
気づけば年齢を重ねることでいつのまにかボクは夜神ライトではなく、Lになれたような気がします。
だから、もう「デスノート」は必要ありません（笑）ボクの元に落ちてこなくて結構です😊
