LoveAnimal14

猟奇的な彼女のLoveAnimal14のネタバレレビュー・内容・結末

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

いわゆる「恋」ってわりと唐突にやって来る。
なんの準備もできてない心に嵐のように吹き荒れる。でもその嵐は、ある時期を境に凪に変わる。
初恋でもあるまいにやたら戸惑う自分がみっともなかったり、やけに意味もなく人に親切になってみたり。
あきらかに昨日までの自分となにかが違う。



ボクはいったい彼女のなにを好きになったんだろう?
大きな瞳がチャーミングな可愛い顔?
それとも、よく見るとわかるかくれエクボ?
いつも"すん"とすました表情なのに、たまに見せるこぼれるような笑顔という最終兵器を持ってること?
外見を上回る興味深い中身にヤラれた?
説明は難しいけど、謎に得体の知れないフィーリングのよさは否めない。
知らず知らず君の色に染まってる自分が恥ずかしくもあり嬉しくもある。
会ってるときは君に見とれがちで、会えない日にはまぶたの裏でランデブー。
本当は理由ってあるのかもしれないけど、結局のところ理由なんてどうでもいいのかも。
君がそばにいてほんの少し触れていられたら、楽勝で世界は穏やかさを纏う。



彼女のためにできること。
すました顔をぶっ壊して笑わせたい。
もしも涙がこぼれたらボクの右手の出番。
ちょっとくらい猟奇的でもかまわないよ。
アグレッシブをまるごと受けとめて、退屈な日常を空に放り投げてやる。



君のキズを癒すのはボクの宿命。
楽しいことは2倍にして、悲しいことは半分に分け合おう。
多少の砂利道でも裸足で歩くくらいワケないよ、君との日々ならね。
ただ眺めてるだけじゃ雨のあとに虹なんて出ない。好きな気持ちが原動力になってどこからともなく湧き上がってくる、この無邪気な勢いに乗っかってみるさ。



もとはひとつの魂だった気がする。
だから、こんなに通じあえてるのかな。
先のことなんてわからないけど、こうして君に出会えたことがボクのプライドになる。







この映画が大好きで何回も何回も観てるけど、これだけは言いたい。
ホントに…ロマンティックが止まらない♪
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